はじめに
ガレージとは?
一言でガレージと言っても、車好きにも様々なタイプの人がいるようにガレージと聞いて思い浮かぶイメージも人によって異なります。
認証工場のようなものを目指す人もいれば、アメリカンなヴィンテージグッズを飾って雰囲気を楽しんでいる人もいます。
そのようにガレージ趣味を楽しんでいる人たちの中でも十人十色、求めるものや使い方は千差万別です。
いずれにしても、自分のガレージでは誰にも干渉されず、全力で自分の好きなことをするための場所です。
自分の好みでモノを揃え、他人が何か言ってたとしても少しも気にする必要はありません。「自分の趣味のガレージ」を楽しむのであって、「他人の趣味のガレージ」にする必要は無いからです。
自分のためのガレージでは自分自身が腹落ちできていればそれで良いということになります。
ガレージに必要なものは?
私の場合、ガレージでやりたいことは所有している車とバイクなどの修理や機能改善です。
日々のメンテナンスではハンドツールで事足りますが、古い車を修理する場合は部品交換をしたくても部品の供給が止まっているものがあります。そのため、素材から部品を作らなければいけないこともあります。
そういった時にはハンドツールだけではなく、素材の加工をするための工作機械が必要になるケースがあります。このようにモノ作りをしたいかどうかによってもガレージに欲しいものが変わってくると思います。
ということで、ガレージを持ったばかりの私がこれから揃えていきたい、あるいは、個人のガレージにあったらある程度格好が付くなと感じる機械・工具を選んでみました。
それでは早速、ガレージに欲しい憧れの機械・工具10選と言うことでやっていきましょう!
プライベート・ガレージができると欲しくなる機械・工具10選
エアーガレージジャッキ
エアーガレージジャッキはエアコンプレッサーの空気圧によってエアー駆動式油圧ポンプを動かします。プッシュボタンを押すだけの簡単な操作でジャッキアップすることができるため、上げ下げを何度も繰り返す時に作業効率のアップと労力の軽減をしてくれます。
エアーを使わないタイプでもガレージジャッキがあると便利です。
ミッションジャッキ
ミッションジャッキはトランスミッションやトランスファーを脱着する時に使用します。
ミッションを載せても安定していて、アジャスターによって前後傾斜や左右スライドを細かく調整することができるため、車載したエンジンにトランスミッションを取り付ける際の位置決めをすることができます。
長崎ジャッキのM-800はデファクトスタンダードと言ってもよいモデルです。
油圧プレス
門型の油圧プレスは自動車整備では足回り部品のブッシュ入れ替えやベアリング(レース)を圧入する時によく使います。
ファブリケーション系が好きな人はディンプルダイ加工や曲げ加工にも使うことができます。
汎用旋盤
汎用旋盤は素材を回転させて削ることで加工をします。
素材を削り出して部品を作ったり、部品にローレット加工などをすることができます。
修理やレストアにおいてはネジを切ってボルトを作ったり、ベアリング圧入ツールなど特殊工具を作ることもできます。
旋盤があることで、自分でできることの範囲が格段に広がることは間違いありません。
立型フライス盤
主軸が垂直方向になっているものを立型フライス盤と言います。これもモノ作りには欠かせません。
穴あけからエンドミル削りなど、さまざまな加工が可能です
溶接機
自分で板金修理をしたり、部品を作りたいとなると溶接機が欲しくなります。
溶接には沢山の種類があります。私はTIG溶接とMIG溶接、ガス溶接ができれば良いかなと今のところ考えています。
TIG溶接機はマフラーやボディなどの薄板の溶接に向いています。交直両用なら鉄だけでなくアルミやステンレスの溶接も可能です。
MIG溶接機は車のシャーシや足回り部品などに使います。ガス溶接はアセチレンと酸素を使います。
エアコンプレッサー
エアコンプレッサーがあると様々なことができるようになります。
圧縮空気を利用したエアツールには、インパクトレンチ、ベルトサンダー、エアブローガンや塗装に使うスプレーガンなどがあります。
二柱リフト
憧れる人も多いのではないでしょうか。二柱リフトがあると圧倒的に作業効率が良くなります。
名前の通り二本の柱で車体を持ち上げて四輪を一気に浮かせることができます。高さ調整もレバー操作で上げ下げするだけです。
ジャッキ+ウマと比較すると断然楽で安全なので、本来やりたい作業に集中することができます。
デメリットとしては設置場所に高さが必要なことです。私の今のガレージのように天井の低い場所では使うことができません。
工具箱
一度はSnap-onのロールキャブに憧れたことがあるのではないでしょうか。
車いじりもスキルアップしてくるに伴って、傷一つないハンドツールよりも知恵の詰まった自作ツールに感銘を覚えるようになってきます。
工具箱は単なる収納です。値段や使用頻度などを加味して合理的に考えた場合、趣味で何十万~数百万円する工具箱は必ずしも必要ではありません。ただ、趣味において全てを合理的に考える必要もありません。
いつかは自分の憧れや夢を叶えたいと思っているなら買うべきでしょう。
BBQセット
最後はおまけというか直接は修理に関係ありませんが、ガレージがあれば仲間で集まったり、家族と過ごしたりすることもできます。
気の合う人と快適なテーブルとチェア、美味しい食事があれば楽しい時間を過ごすことができるでしょう。
あとがき
考えれば考えるほど上記以外にも必要なものや欲しいものが沢山でてきました。笑
ですが、まずはこれらがガレージにあれば楽しめそうだなぁというものを挙げてみました。
また、最後の「BBQセット」はモノ作りに関係ありませんが外せなかったのでリストアップさせていただきました。笑
記事を最後まで読んで頂きありがとうございました。