本記事の目的
この記事では、ジープ・レネゲードの米国向けのオーナーズマニュアル(2023)から、各種オイル・フルード容量・要件について要約・翻訳しています。
目的は自分自身のアウトプットのためです。
私自身はジープ・ラングラーに乗っていますが、色々な意味でジープ・レネゲードにも興味を持っていました。
米国向けの英語版オーナーズマニュアル(2023)を参照していることにご留意ください。また、知識、技術、設備、時間のいずれかが無い方には正規販売店や専門店に整備依頼することをお勧めします。
フルード容量
燃料
US単位(約) | メートル単位(約) | |
---|---|---|
1.3Lターボ | 12.7ガロン | 48リットル |
エンジンオイル
US単位 | メートル単位 | |
---|---|---|
1.3Lターボ | 4.8クォート | 4.5リットル |
※オイルフィルター交換時
クーラント液
US単位 | メートル単位 | |
---|---|---|
1.3Lターボ | 8.8クォート | 8.3リットル |
※ヒーターおよびクーラントリカバリーボトルのMAXレベルまで
エンジン – フルード・潤滑剤要件と純正部品
クーラント液
Antifreeze/Coolant 10 Year/150,000 Mile Formula OAT (Organic Additive Technology)、または、クライスラー社の材料規格MS.90032適合と同等のものをお勧めします。
エンジンオイル
FCA社の材料規格MS-13340に適合するMOPAR SAE 0W-30 Full Syntheticのエンジンオイルの使用をお勧めします。
上記と同等のFull synthetic SAE 0W-30のエンジンオイルを使用できますが、APIドーナツマーク付きに限ります。
ガソリン
ポンプ・オクタン価(AKI) 87、エタノール含有量0~15%
シャーシ – フルード・潤滑剤要件と純正部品
オートマチック・トランスミッション
MOPAR ZF 8 & 9 Speed ATF Automatic Transmission Fluid、または、それと同等のものを使用します。
正しいフルードを使用しない場合、トランスミッションの機能および性能に影響を与える可能性があります。
添加剤について
トランスミッションに添加剤を使用しないことを強くお勧めします。
ATFは補助添加剤によって性能が損なわれることがあります。トランスミッションに添加剤を入れないでください。
この方針の例外は、8速トランスミッションのフルードの漏れを診断するための染料の使用のみです。
シールに悪影響を及ぼす恐れがあるため、トランスミッションシーラーの使用は避けてください。
フルードレベルの点検
フルード量は工場でプリセットされており、通常の運転条件下では調整する必要はありません。
日常的なフルードレベル点検は必要ありません。
トランスミッションにはレベルゲージがありません。正規ディーラーは専用サービスツールを使用してフルード量の点検ができます。
トランスミッション・フルード量が適正でないまま運転をすると、トランスミッションに重大なダメージを与えることがあります。
パワー・トランスファー・ユニット(PTU)装着車
MOPAR Front Axle/PTU Synthetic Axle Lubricant SAE 75W-90 (API GL-5)の使用をお勧めします。
リア・ディファレンシャル(RDM)
MOPAR Rear Axle/RDM Synthetic Axle Lubricant SAE 75W-90 (API GL-5)の使用をお勧めします。
ブレーキ・マスター・シリンダー
MOPAR DOT 4 Brake Fluidの使用をお勧めします。
DOT 4ブレーキフルードは走行距離に関わらず2年毎に交換しなければいけません。
おわりに
個人的な意見としては必ずしもメーカー指定に従う必要はないと考えていますが、メーカー指定のものを知っておくことは大切だと思います。
参考資料
「オフィシャルMOPARサイト – 車種選択」への外部リンクです。
オーナーズマニュアル(英語)